小説執筆の基本ルール・文章作法【初心者向け】

小説の書き方【初心者向け】

こんにちは、小説家の加賀美真也です。
本日は小説を書く際に守るべき文章の基本ルールについて解説していきます。

この基本ルールとはいわば作家・出版業界にとっての一般常識のようなもので、特別な理由がない限りは守っておくのが無難です。

ルールと書くとなんだか難しそうに感じますがどれも超簡単なのでご安心ください。
どうか身構えず、鼻くそでもほじりながら気楽にお読みくださいませ。

それでは早速本題に入っていきましょう!


三点リーダーは偶数個繋げて使用する

三点リーダーとは小説内で扱われる「…」のことです。
点が三つなので三点リーダー。そのままですね笑
落ち込んだキャラクターの台詞や沈黙を表す場面などでよく使われます。

見出しにも書きましたが、三点リーダーは「偶数個繋げて使う」ようにしましょう。

悪い例)「俺の吐息臭すぎ…」
良い例)「俺の吐息臭すぎ……」

こんな感じですね。

基本的には二つ、もしくは四つ繋げて使用することが多いです。
ただ、あまりにも使いすぎるととくどい印象になるのでご注意を。
ちょっとやってみますね。
「俺の吐息臭すぎ…………………………………………………」
うん、あまりにも多すぎる。どんだけ臭いんだよって話です。
こうなってしまうので三点リーダーのつけ過ぎには気をつけましょう。
(ギャグ等で狙ってやる分には全然OKです)



ダッシュも偶数個繋げて使用する

ダッシュは「―」これですね。こちらも三点リーダー同様に偶数個繋げて使いましょう
「――まさか」や「――その時だった」といった使い方のほか、台詞を遮る際や間を持たせる場面で使用することが多いです。
用途が多く容易に間をコントロールできるので何かと便利ですが使いすぎると安っぽい印象になるのでご注意を。一ページに幾つもあると見栄えも悪いですからね。



行頭は一マス空ける

書き出しや改行後は字下げを行います。
ただし、文頭が台詞(括弧)の場合は字下げの必要はありません。

悪い例)
僕は昔から人付き合いを好まない性格だった。
ただ同じ地域に生まれ、ただ同じ年に生まれただけのクラスメイト達と生産性のない会話をするよりも、その時間を読書にあてた方がよっぽど有意義だからだ。
「馬鹿どもがまた騒いでる」
教室の喧噪に紛れてひとり呟く。これが僕の日常だった。

良い例)
僕は昔から人付き合いを好まない性格だった。
ただ同じ地域に生まれ、ただ同じ年に生まれただけのクラスメイト達と生産性のない会話をするよりも、その時間を読書にあてた方がよっぽど有意義だからだ。
「馬鹿どもがまた騒いでる」 ←文頭が括弧なのでここは字下げなしでOK!
教室の喧噪に紛れてひとり呟く。これが僕の日常だった。


わかりやすいようここでは空白部分をで書いていますが、実際にはは書かず、そのままスペースを開けてくださいね。

感嘆符の後も一マス空ける

感嘆符は「!」や「?」のことです。
これらの後に文章が続く場合は一マス空けるようにしましょう。ただし感嘆符の後が閉じ括弧の場合は空白は入れなくて大丈夫です。

悪い例)「こんにちは!僕はたかしだよ!君はひろし?平凡な名前だね!」
良い例)「こんにちは!僕はたかしだよ!君はひろし?平凡な名前だね!」

ここでは台詞を例にしていますが地の文でも要領は同じです。

数字は基本的には漢数字で統一する

小説は縦書きなので数字を書く際は漢数字を使いましょう。

悪い例)「俺の身長は180センチだ!」
良い例)「俺の身長は百八十センチだ!」

こんな感じです。
しかし、近頃はweb小説での執筆・連載が一般化しているので横書きであるwebに特化するのであれば算用数字でも構いません。実際、大手小説投稿サイトである「小説家になろう」内の人気作品にも算用数字を用いている作品はたくさんありますからね!

ただし、漢数字と算用数字を作中でごちゃ混ぜに書くのは避けましょう。漢数字なら漢数字、算用数字なら算用数字と統一するのがベストです(“A5用紙“など、固有名詞に数字が含まれる場合は例外です)。


括弧の最後に句点はつけない

句点は「。」のことです。
文章の終わりを意味する符号であり、同じく台詞の終わりを意味する閉じ括弧と役割が被ってしまうため括弧の最後に句点はつけないようにしましょう。
悪い例)「俺の吐息臭すぎ。」
良い例)「俺の吐息臭すぎ」

まとめ

三点リーダーとダッシュは偶数個使用する
行頭は字下げする
感嘆符の後は一マス空ける
数字は基本漢数字で統一
括弧の最後に句点はつけない

ざっとまとめるとこうなります。
どれもシンプルでわかりやすいルールなんじゃないかなと思います。

最後に

ここまで小説の基本ルールについて説明をしてきましたが、これらはあくまで「守った方が無難だよ」程度のものなので、明確な理由があれば従う必要はありません。
たとえば、ライトノベル等で「基本は漢数字を使っているものの、キャラクターのステータス表記のみ算用数字にしたい(9999みたいな、ぱっと見で凄さがわかるようにしたい)」といった場合、数字統一のルールを破ってしまうことになりますよね。
しかしこれには「ぱっと見でわかるようにしたい」という明確な理由があるので、この場合は我が道を行ってOKです。
なんといったって、小説は自由ですからね!
堅苦しく考えず楽しく書いちゃいましょう!

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